ノルバスクの一般名は?

高血圧は代表的な生活習慣病の1つとなっています。高血圧はさまざまな原因によって引き起こされますが、大半は原因は不明となっています。高血圧治療においては、血圧を正常範囲まで低下させ、脳血管疾患などの合併症を防ぐことが大きな目標となります。高血圧治療は薬物治療がメインとなります。数ある高血圧治療薬の中でも日本で最も多く使用されている薬の一つがノルバスクです。ノルバスクはアダラート、カルブロックなどと同様にカルシウム拮抗薬と呼ばれる高血圧治療薬です。このカルシウム拮抗薬は血管平滑筋に存在するカルシウムチャネルの働きを阻害することによって血管平滑筋細胞内にカルシウムイオンが流入するのを阻害します。これによって血管平滑筋が弛緩し、血管が拡張し、血圧が下がります。カルシウム拮抗薬は他の高血圧治療薬と比較して降圧効果が高く、血圧を低下させるのには使い勝手のいい薬となっています。そのような理由から、日本では広く使用されているのです。
ところで薬の一般名に関してですが、一般名とは一般的にその薬の有効成分の成分の名称を指します。近年医師が院外処方箋を発行する際にこの一般名で薬の名称を記載するケースが多くなっています。これは薬局において患者がより自由に先発医薬品を調剤してもらうのかジェネリック医薬品を調剤してもらうのかを選べるようにという工夫です。この一般名の含まれる処方箋を発行することによって病院は2点(20円)を追加算定することができるようになっています。
ちなみにノルバスクの一般名はアムロジピンです。アムロジピンの先発品にはノルバスクの他にアムロジンという商品もあり、これも広く普及している医薬品です。

ノルバスクの医薬品インタビューフォーム

ノルバスクとは、ファイザー社の高血圧症・狭心症治療薬、持続性Ca拮抗薬で、一般名をアムロジピンといいます。どのような薬にも医療用医薬品添付文書という説明書きがついていますが、それを補うために製薬会社が出すのがインタビューフォームです。薬剤師などの医療従事者が医薬品の適正使用や評価のための情報、あるいは薬剤情報提供の裏づけとして活用します。
ノルバスクのインタビューフォームを見ると、製品の開発経緯などの概要の項目、名称に関する項目、有効成分に関する項目、製剤に関する項目、治療に関する項目、薬効薬理に関する項目、薬物動態に関する項目、安全性(使用上の注意等)に関する項目、非臨床試験に関する項目、取り扱い上の注意に関する項目などが書かれています。
ノルバスクのインタビューフォームのなかから抜粋して紹介すると、たとえば効能・効果に関連する使用上の注意として、効果発現がゆるやかであるため緊急の治療を要する不安定狭心症には効果が期待できないとあります。また、薬品の包装から出したときの薬品の安定性試験やラットやネコ、イヌを用いた実験の結果なども記載されています。子供と大人では投与の仕方が違うため、それぞれどのように投与したらよいかも書いてあります。日本人と外国人だと体格も違うので、その比較も記載されています。
医療従事者向けの専門的な内容なので、一般の患者には読んでも理解に難しいところがあります。しかし、自分が飲んでいる薬に対して興味をもつことは、患者として医師や薬剤師と専門的な薬剤の話ができるということです。インタビューフォームはインターネットで見ることができるので、ノルバスクを服用されている方はぜひ一度ご覧になっていただきたいです。